営業トーク
仕事のことを書くのもなんだが、一応後で見返したときにああそういう時期だったよなと思うこともあろうかと書いておきますが、実は4月から会社で担当する業務ががらりと変わったのである。
それまで、いわゆるデスクワークだったのが、4月からはいわゆる営業ってものを担当することになっており、最近はほとんど出社せずに外を出歩いている。
会社の事情ではあるけれど、営業と言っても半年間限定で、要するに「営業の支援」という名目で応援部隊として派遣されているのである。
なので、半年経ったら元の部署に戻るわけ。
だから結局開き直りのようなそういう気楽さもありつつも、慣れない営業がどういうものか手探りでやりながらなのも結構気疲れするというもので、日々緊張である。
なにせ、毎日たいてい初対面の人と話をする訳で、時間が許せば深い話をすることになるが、そうはいっても多分もう二度と会わない人たちばかりである。
軽い世間話をすることがもう日課になっている訳だが、もうそれはほとんど地震の話で盛り上がることができ、例えばその瞬間どこにいたかっていう話は、だいたい会話が続いた。
その瞬間のエピソードを語ることで、その人の日常も垣間見えたし、バックボーンみたいなものも見え隠れした。
住んでいるところ、家族構成、出身地、などなどが地震の話には盛り込まれたので、自己紹介も兼ねて話ができる点で、こういってはなんだが話が早かった。
俺の場合は、地震の話から歩いて家に帰った話→自宅が目黒→目黒で新婚→4月に結婚式→嫁の出身が福島→両親の避難、という黄金パターン(?)が構築されていた。
そこから後は、嫁の仕事、両親の避難先、原発の話などなど質問に答えていけば会話はしばらく保たれた。
もちろん、相手の話が面白いこともあったが、多くの場合、俺が口にするワードのどれかに相手は食いつくことになった。
決して大笑いできる話ではないけれど、人に興味を持たれる話題に事欠かなかった。
さて、今日はこれから赤プリに滞在中の(いや避難中の)福島の両親と会食である。
赤坂でお寿司(廻らない)を食べることになっており、両親としては残りわずかな東京ライフの、そろそろ締めくくりに入っているらしい。
日々を都会のめくるめくイベントへの参加で楽しく過ごしているようで、今日もその話をまとめて聞いてくる。
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